サ行

サービス担当者会議

事例の援助過程において、的確な援助を行うためにケアマネージャーが主催し、援助に携わる者が集まり、討議する会議のこと。

座位

上半身をほぼ90度に起こした姿勢をいう。

在宅介護

障害や老化のために生活を自立して行うことができない人が、施設に頼らずに自分の生活の場である家庭において介護を受けること。またはその人に対して家庭で介護を提供すること。

在宅介護支援センター

介護を必要としている老人対策のために、必要な福祉サービスを調整し介護の相談や指導を行う機関のこと。介護福祉士や看護婦などが常時待機し、寝たきりなどのお年寄りをかかえた家族のために、各種介護相談に応じたり、福祉用具の展示・紹介などを行っている。

在宅サービス

 自宅で生活する高齢者や身体障害者に対して、ホームヘルプ・訪問看護・訪問入浴などの在宅サービスの提供を中心とした総合的なケア。

 在宅三本柱

 在宅福祉の中心事業であるホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイの三つの事をさす。

 座位入浴

 入浴台等を利用して座った状態から入る入浴方法。

 作業療法士

 医師の指示のもとに、身体又は精神に障害のある者に対し、手芸、工作その他の作業を行わせ、その応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図る作業療法を行う人。OT[Occupational Therapist]。

  残存機能

 何らかの理由による機能障害のある者の、残された発揮できる機能のこと。残存機能を「残された機能」として限定的に捉えずに、「さらに発展させていく機能」として積極的に活用することが重要である。

 残尿

 排せつした直後に排せつできずに膀胱内に残った尿を残尿と呼び、残尿は排尿困難を示す重要な指標になる。

 事前評価(アセスメント)

 一般的には環境分野において使用される用語であるが、介護福祉の分野では、介護過程の第一段階において、利用者が何を求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じているかを確認すること。援助活動を行う前に行われる評価。利用者の問題の分析から援助活動の決定までの事をさし、援助活動に先立って行われる一連の手続きをいう。

 失語症

 大脳の言語野が損傷されることによって生ずる言語機能の障害のこと。これにより、すでに獲得していた言語を話したり、聞いたり、書いたり、読んだりすることができなくなるが、記憶障害や知的障害とは異なる。

 社会福祉協議会

 すべての市町村に設置された社会福祉法人の一つで、福祉事業の調査・企画・助成・普及などを業務としている組織。誰もが安心して楽しく暮らせる「人にやさしい福祉のまちづくり」をすすめるために、地域住民やボランティア・福祉・保健等の関係者、行政機関の協力を得ながら共に考え実行していく民間の社会福祉団体。民間組織としての「自主性」と広く住民の人達や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という2つの側面を合わせもっている。

 社会福祉士

 社会福祉士及び介護福祉士法によって創設された福祉専門職の国家資格。身体上または精神上の障害があり、日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談に応じ、助言・指導などを行います。

 社会福祉主事

 福祉事務所の現業員として任用される者に要求される資格(任用資格)で、社会福祉施設職員等の資格にも準用されています。

 社会保険労務士

 主に行政機関等に提出する申請書等の作成や、提出に関する手続を代行します。介護保険では要介護認定の申請時に、社会保険労務士に代理申請を依頼することもできます。

 社会福祉専門福祉従事者

 社会福祉援助活動を支える人的資源を指す。

 社会福祉法

 社会福祉を目的とする事業の全分野における共通的基本事項を定め、福祉サービスの利用者の利益の保護及び地域福祉の推進などを図り、社会福祉の発展を目的とする法律。

 社会福祉法人

 社会福祉事業法第二条に定められている、社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉法の定めるところにより設立された法人。民間社会福祉事業の公共性と純粋性を確立するために、民法上の公益法人に比べ設立運営に厳格な規制が設けられています。

 手段的日常生活動作

 ADLが食事、入浴、排泄等の日常的の基本動作であるのに対し、IADLは電話の使い方、買い物、食事の支援、家事、洗濯、移動、外出、服薬の管理、金銭の管理の八項目で構成されておりADLで使用する動作を応用した動作が必要な活動を指す。

 巡回型訪問看護

 訪問看護(ホームヘルプサービス)のサービス提供形態の一つ。1日数回、利用者の生活時間にあわせて訪問し、排泄介助、体位変換、移動介助等について30分未満の短時間で行うサービス。また、利用者の生活時間にあわせた訪問が必要なため、早朝、夜間はもとより、場合によっては深夜帯においてもサービス提供を行うため24時間対応のサービスとして事業が行われることも多い。

 受給資格証明書

 要介護認定又は要支援認定を受けている被保険者が、現在住んでいるところから、他の市区町村へ転出する際に交付される、転出する時点での要介護状態区分や認定有効期間などを明記した「要介護認定(又は要支援認定)を受けていた」という証明書です。転入先の市区町村に転入日から14日以内に提出すれば、新たに介護認定の審査・判定をすることなく、転入前の認定内容が引継がれます。(提出の期限である14日以内をすぎると、新たに介護認定の審査・判定をしなければなりません)

 ショートステイ

 老人短期入所施設、特別養護老人ホームなどの福祉施設に短期間入所し、在宅の寝たきり老人を世話する介護者に代わって一時的に保護するサービス。

 初老期の認知症

 65歳未満で発症し、痴呆を来す疾患をすべて含み、基礎疾患を問わない症候群。初老期に発症し、認知症を主症状とする脳の一次性変性疾患である初老期認知症の他、脳血管障害プリオン病・感染性疾患・中毒性疾患・腫瘍性疾患等を含む疾病群。含まれる疾病は、アルツハイマー病・ピック病・脳血管性痴呆・クロイツフェルト・ヤコブ病 など 。

 自律神経

 心臓、肺、消化器等、意思とは無関係に働く内臓や血管に分布して生命維持に必要な働きを調節する神経のこと。

 シルバー人材センター

 60歳以上の高年齢者が自立的に運営する公益法人で、会員である高齢者の能力や希望に応じて臨時的・短期的な仕事を供給する。また、就業に必要な知識や技能の付与を目的として講習なども実施している。

 シルバー110番

 高齢者や家族が抱える健康、就労、年金、介護等に関する困り事、心配事を解決するため各種情報を収集、整理し、電話相談、面接相談、情報提供等を行います。各都道府県に1か所設置されており、プッシュホンで「#8080」を押せば日本全国どこからでも無料で地域のセンターにつながるようになっている。

 シルバーマーク制度

 シルバーマーク振興会が行う認定制度で、高齢者用のサービスや商品に福祉適合性の観点から品質基準を定め、その基準を満たすものにシルバーマークを表示する制度。

 事例研究

 社会福祉援助においては、サービス利用者の問題や性質が、援助過程でどのように対処されたかを観察・分析することで、援助者の着眼点や洞察力を深めていく目的のもの。

 事例検討会(ケースカンファレンス)

 事例検討会。介護サービスを提供している過程において、サービスに携わっている人が集まり、利用者の状態の変化や新しい課題や問題点などがないか、適切な介護サービスが提供されているかどうかについてなど、実際にあった事例を用いて検討する会議です。必要であれば、ケアプランなどの再検討を行います。

 スキンシップ

 利用者と介護者、あるいは利用者相互の信頼関係を築くのに大切なものである。特にコミュニケーションが困難な人との交流においては、手を握ること、頬を撫でること、腕をさすることなどによって、利用者に刺激を与える援助が必要である。日常の介護においても、会話だけなく心からのスキンシップが大切である。

 スクリーニング

 ケアマネジメントの過程で、要援護者あるいはその家族から、どういうことで困っているのか、家族状況、日常生活の自立度、障害がどこにあるのかなどを尋ね、その結果を3種類に分類(1つだけの単純な問題、複数の複雑な問題、緊急対応が必要な問題)すること。

 ストレッチャー

 対象者を寝たまま移送する車付きベッド。

 スーパービジョン

 複雑な問題に直面し、ソーシャルワーカー自身が対応に困難を感じたとき、相談に乗ったりアドバイスを与えることを、スーパービジョンと呼び、それを行う人をスーパーバイザーといいます。所属機関の運営・管理のための行政機能、ワーカーの技術の向上させる教育的機能があります。

 生活援助員

 障害者や高齢者などに、自立した生活を営むために提供する様々な手助けを行う人のこと。

 生活習慣改善指導

 老人保健法上の医療等以外の保健事業の基本健康診査において、日常生活習慣が疾病に大きく関与し、その改善の必要性が判定された者に対し、食生活、運動、休養等の生活習慣の改善へ向けた具体的な行動変容を支援する指導を行うこと。市町村保健センターや公民館等で実施され、医師、保健師、栄養士等が担当する。

 生活習慣病

 従来の「成人病」がいいかえられた。生活習慣病の概念は、医学的には成人病の概念とは異なるが、対象となる病名は大半が重複している。がん、心臓病、脳卒中、高血圧疾患、糖尿病、気管支ぜんそくなどが含まれる。

 清拭

 入浴できない要介護者の身体をタオル等で拭き、清潔に保つこと。これには全身清拭と部分清拭がある。

 精神療法

 専門的な訓練を受けた精神科医が、治療者と患者との精神的な相互作用によって心理的な不安、悩み、苦痛、葛藤、不適応など様々な症状や行動の改善、解消への治療法である。個人精神療法、集団精神療法がある。

 セラピスト

 各種の物理療法や心理療法を行う治療関係の専門職のことで、理学療法士、作業療法士、言語治療士、心理療法士などがある。

 セルフケア

 自己管理のこと。医療機関や各種の介護サービス等といった他者からの援助よりも、自らが自立的に生命や健康生活を守ろうとする意志とその技法をもつこと。

 セルフケアプラン

 要介護者及び要支援者が各種の介護サービスを選択・調整し、自分で作成した居宅サービス計画をさしている。

 全介助

 全面的に介助を行うこと。利用者の自立を考え、利用者自身の残存能力を生かしながら、介助の方法を工夫していくことが大切である。

 前期高齢者

 65歳以上75歳未満の高齢者のことを言う。(ヤングオールド)

 装具

 体重の支持、失われた機能の補助、変形の予防と矯正などを目的として、身体に装着する器具の総称。補装具の一種。装着する部位によって、体幹装具、上肢装具、下肢装具、靴型装具などがある。

 喪失感

 老年期あるいは後遺障害受傷後に、これまでの生活環境や社会環境の変化により、当然あるものが失われていくと感じる感情。

 早老症

 年齢のわりに早期に老化に似た病態を呈する症候群。白内障、白髪、脱毛、糖尿病、動脈硬化等の早老性変化が見られる。

 足浴

 下肢のみを温湯につけて行う部分浴。拭くことより、より清潔で、心臓の負担が少なくて血行がよくなる。不眠時に用いると安眠を促す効果がある。

 ソーシャルワーカー

 福祉についての相談を受け、手助けする人の総称です。解決困難な問題を抱える個人や家族を対象に、サービス利用者の人権を尊重し、援助関係を形成 ・ 維持しながら、専門知識・専門技術・社会サービス(社会資源)を活用し、個人の尊重・自己実現を援助していきます。主に生活相談、連絡調整、手続きの代行などをし、各地の福祉事務所や民間の福祉施設に勤めるほか、医療機関や精神保健機関に従事する「メディカル・ソーシャルワーカー」「精神科ソーシャルワーカー」などもいます。

 ソーシャルワーク

 人々の持つ多様なニーズを解決するために、専門的立場から援助を行う際に活用する技術のことで、この実践者をソーシャルワーカーと呼びます。直接援助技術としてはケースワークやグループワークがあり、個人や集団を対象に、問題解決のためカウンセリングを含むさまざまな援助活動を行っています。間接援助技術では、個人に対応するのではなく、地域や組織に働きかけていきます。

 措置

 社会福祉事業における福祉に関する措置制度のことで、措置権者(行政〕がその公的責任において、ニーズの判定、サービス提供内容、費用負担等を決定して、社会福祉サービスの利用者に給付する行為(行政処分)をさしている。介護保険制度では、原則として、サービス利用者(被保険者)とサービス事業者の関係は契約にもとづくこととなるが、一部に要介護認定の申請・契約利用等が困難な者などに対する行政機関による措置の方法が残されている。