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現役職員の声
介護士2024.03.29
在籍施設 | 首里偕生園(特別養護老人ホーム) |
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入社日 | 2021年5月1日 |
もともと、人と話をしたり接することが好きで、接客業等の仕事をしていましたが、もっと直接的に人のためになる仕事をしたいと思うようになっていました。そんなときに、友人から介護の仕事について話を聞き、興味を持ち始めました。
友人が働いている職場では、ご自分で食事や排せつができなかったりと、日常的に困っているお年寄りがたくさん入所しており、その方々ができないことを支援することで感謝の言葉をいただくという話を聞き、自分も困っているお年寄りのために、できることがあるのではないかと思い、介護職をやってみたいという気持ちに至りました。
先ほどもお話したように、僕に介護職の仕事を話してくれた友人の紹介で首里偕生園を知りました。
介護の仕事は初めてで覚えることもたくさんあり、最初は本当に大変でした。しかし、仕事を紹介してくれた友人をはじめ、職場の先輩方が一から丁寧に教えてくれて、一つずつ仕事を覚えることができました。先輩方もご利用者も優しい方が多く、初めての業種でも楽しく仕事をすることができています。
僕は夜勤をすることが多いのですが、日中は食事や排せつ、入浴の支援を行っています。夜勤では、オムツ交換や体位交換を中心に、ご利用者の睡眠状態や健康状態の確認を行っています。吸引が必要なご利用者もいらっしゃいますので、その方々の吸引をすることもあります。
夜勤も最初は不安でしたが、僕がいるフロア(2階)では夜勤3名体制なので、いろいろ教えてもらったりサポートしてもらったりしながら働くことでき、不安も少しずつ和らいでいきました。今では、他の職員さんと連携しながら、ご利用者が安心して生活ができるようにという思いで仕事をできていると思います。
また、母の日や父の日、敬老の日、年末等、季節ごとの行事ではご家族をお招きし、さまざまな会を催しています。ご利用者やご家族の楽しんでいる姿や笑顔を見ると、こちらも元気になれますね。
一つひとつの業務の奥が深く、特に排泄介助等はどれだけ回数を重ねても大変だなと感じています。オムツ交換といっても、ただ単純にオムツを交換するだけではなく、感染症予防のためにきれいに洗ったり、皮膚状態の観察を行なったり、またパットをきちんと当てないと失禁に繋がることもあるので、日々技術の向上を意識して業務にあたっています。
そのなかで、ご利用者から笑顔で「ありがとう」と言われると、この仕事を選んで本当に良かったと心から思います。
ご利用者の立場になって、「自らのケアがどのような印象を与えるか」ということを常に考えるようにしています。ご利用者も、望んで施設に入っているわけではありません。また、人生の大先輩にあたる方々になります。自らの言葉がけや行動一つで相手を傷つけたり、笑顔になってもらうこともあります。「こういうケアは良いのだろうか」「この言葉がけは大丈夫だろうか」と常に意識し、「相手が何を望んでいるのか」と考えながら支援することが大切だと感じています。
僕は介護職としての経験が浅いので、まだ資格等を持っていません。今後は介護福祉士の資格を取得し、日々、知識と技術を向上させ、ご利用者の支援に還元していきたいと思っています。また、経験を積み重ねていくことで、自分自身の介護職としてのキャリアを向上させ、ご利用者やご家族、他職員からも信頼され、頼られるような人材を目指しています。